輻射熱とは?

昨日テレビで、夜間エアコンをつけて寝ていたのに、熱中症になるケースがあるという話題が取り上げられていました。屋外で熱中症の注意はもちろんされるとは思いますが、エアコンをつけているのに熱中症になるとはビックリですよね。

 

エアコンをつけていても、熱中症になった原因は、壁からの輻射熱。

輻射熱(放射熱)とは、例えば日中太陽の光で暖められたコンクリートの建物やアスファルトの道路が、夜になっても暖かいですよね。これが輻射熱です。輻射熱は直接モノからモノへと一種の電磁波で伝えられる熱のこと。蓄積された熱は、外気温度が低下すると放出されます。

一戸建て住宅の場合は、1Fよりも2Fの方が夏場暑いですよね。これは壁からだけでなく屋根からの輻射熱もあるから。特に最近の住宅は高気密住宅。冬場は断熱材が熱を保温してくれて助かるのですが、夏場は逆。壁際で寝ていたり、2段ベッドの上で寝ていてはエアコンをつけて寝ても、輻射熱は直接体をジワジワ温めますから影響を受けやすいということなんですね。

一戸建ての住宅よりも、鉄筋コンクリート造りのマンションでの熱中症が多いとのこと。集合住宅(マンション)では、昼間の温度上昇は一戸建てより低いものの、夜間に温度が低下せず朝まで暑い状態が続くからだそう。

 

夏本番。熱中症対策をきちんとして乗り切りたいものです。

 

 

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