鹿児島でも、朝晩がだいぶ涼しくなってきました。
エアコンをつかう回数も減りましたね。
夏場のエアコン代と冬場のエアコン代、どちらが割高かといえば、冬場。
なぜだかご存知の方も増えてきているのではないでしょうか?
ご存じでない方のために、エアコンの仕組みからまずお話しますが、
エアコンは、ヒートポンプ技術が用いられています。
ヒートポンプ技術とは、どんなに冷たい空気でも熱を持っていますが、その空気中の熱を集めて、集まった熱をガス(冷媒)に乗せて移動させる技術のことを言います。
冷媒(ガス)とは、空気の熱を運ぶ、いわば電車やバスのような役割です。
冷媒は、圧縮すると温まり、膨張すると冷たくなります。ヒートポンプシステムがまず、冷媒を膨張させて、冷媒を外の空気より冷たく冷やし、外の空気中の熱を取り込む準備をします。
冷たく冷えた冷媒は、外の空気中の熱を取り込み、室内機に移動。移動中にヒートポンプシステムは、冷媒を圧縮し、集めた空気をさらに温めます。
暖房時は、外気の熱を室内に取り入れることになります。夏はこの逆ですね。
冬は、室内気温と設定気温の差が夏場よりおおきいため電気代がかかるのです。
最近、エアコンをこまめにつけたり、切ったりするよりも、ずっとつけっぱなしのほうが電気代が安いというのを聞きますね。
エアコンは、設定された温度まで室内温度を下げたりあげたりするまでに、電気代を多く使うのです。
ですから、弱運転で使うよりも、いっきに室温を設定温度までする自動運転を使ったほうが電気代がかからないそうです。